【 ビリーブ接骨院 柔道整復師 鈴木智也 】
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「WBGT」とは?
「WBGT」という言葉を聞いたことがありますか?
Wet Bulb Globe Temperature の頭文字をとって「WBGT」、日本語にすると「湿球黒球温度」ですが、
通常は「暑さ指数」と呼ばれています。
暑さ指数(WBGT)とは、人間の熱バランスに影響の大きい ➀気温 ➁湿度 ➂輻射熱 の
3つを取り入れた温度の指標で、単位は「℃」が使われます。
熱中症の危険度を判断する数値として、環境省が平成18年から情報を提供しています。
WBGTが28℃を超えると、熱中症患者の発生率が急増するというデータがあります。
暑さ指数(WBGT)の使い方
暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、
ISO(国際標準化機構)等で国際的に規格化されています。
◉日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」
WBGT 25℃未満でも激しい運動や重労働時に発生の危険性があるとして「注意」とし、
25℃以上28℃未満では運動や激しい作業をする際など中等度以上の生活活動でおこる危険性があるとして、
「警戒」と示しています。
さらに、WBGTが28℃以上31℃未満で「厳重警戒」とし、炎天下の外出を避けたり室内でも室温の上昇に注意すること、
31℃以上で「危険」とし、外出はなるべく避けて涼しい室内に移動することや、高齢者においては
安静状態でも熱中症の発生する危険性が大きいことなどを注意事項として挙げています。
◉日本スポーツ協会「熱中症予防運動指針」
WBGT 21℃未満 「ほぼ安全(適宜水分補給)」
21℃以上 25℃未満 「注意(積極的に水分補給)」
25℃以上 28℃未満 「警戒(積極的に休憩)」
28℃以上 31℃未満 「厳重警戒(激しい運動は中止)」
31℃以上 「運動は原則中止」
との指針を示しています。
暑い日に、お子さんの通う学校で急遽体育や部活動が中止になった!というようなことはありませんか?
学校でも熱中症の危険性を考慮して、これらの指針をもとに授業や活動内容を決定しているようです。
熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラート
府県予報区内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が
33℃(予測値)以上になる場合 、「熱中症警戒アラート」が発表されます。
都道府県内において、すべての暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が
35℃(予測値)以上になる場合 →「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
冒頭でお伝えしたように、熱中症患者の発生が急増するのがWBGT28℃を超えた時ですので、
これらのアラートが発表されたときには普段心がけている熱中症予防行動と同じ対応では不十分な可能性もあります。
他人事と考えず、周囲の方とも声をかけあって暑さから身を守りましょう!
日々の情報の中でも、単純に最高気温だけでなく、湿度や日差しの違いも考慮して熱中症予防につながるのが
「暑さ指数(WBGT)」ですので、ぜひ活用してみてくださいね。